territoires (2026)
発売 2026年11月15日
レーベル lucilin records
作品 , ,
すべてのプラットフォームで、ステレオおよびドルビーアトモス(空間オーディオ)で配信中。

ここに収められた三つの作品は、三つの「領域」を形づくります。創作と実験、人との出会い、そしてさまざまな意味での時間の領域です。各作品は、リズムと形式によって時間そのものに取り組む音楽の一断面であると同時に、私の人生における異なる三つの時期を示しています。それぞれの作曲年には間隔がありますが、これらの領域は閉じていません。触れ合い、時には重なり合います。アルバムの中央に置かれた、ここではジュリアン・ルロワの指揮による八人の奏者のための《Territoires》(2021)に、ほかの二作品の本質が見いだせるのかもしれません。むしろ、ほかの二作品がそれを取り囲んでいると言うべきでしょうか。
《Territoires》の作曲原理は、バイオフォニーの領域で私が行った観察から生まれました。動物の多くの声は、音色、周波数、強弱、時間を微細に変化させながら反復する論理に従っているように思えます。そこで私は、想像上の種、あるいは楽器という種が異なるリズムで交わる、いわばサウンドスケープの音楽を創ろうとしました。そこには、過ぎ去るものと持続するものとの深い曖昧さがあります。
この持続の感覚は、反復にも、動きを内包した静止にも現れます。とりわけ弦楽器のドローンは、作品前半のすべてを手のひら、あるいは谷間に抱えているかのようです。私がこの固定された和声の世界に初めて踏み込んだのは、2018年の《Traversée》でした。そこには、ある種の電子音楽とのつながりもあります。一つの領域から別の領域へと渡るなかで、冒頭の固定された和音が最初の変容の対象となり、乾いた響きから歌うような響きへ、さらに鋭い高音へ、最後には沈黙のなかで共鳴が分散していきます。
音と音のあいだのこの沈黙は、最も新しい作品《Écart》(2024)にも戻ってきます。《Territoires》で複数の声に展開された準等時性の原理を、今度は一つの歌う種に耳を傾けるかのように扱います。中心となる反復のモチーフの周囲に、副次的なモチーフ、応答、装飾が現れますが、それらは従来の展開の論理に収まりません。想像上の鳥の歌という発想が、この領域に、装飾のように断片化した構造を与えています。
Florent C. Darras
収録曲
United Instruments of Lucilin
- André Pons-Valdès、ヴァイオリン
- Adya Khanna Fontenla、チェロ
- Sophie Deshayes、フルート
- Jean-Marc Foltz、クラリネット
- Olivier Sliepen、サクソフォーン
- André Feydy、トランペット
- Daniel Serafini、トロンボーン
- Frin Wolter、アコーディオン
- Pascal Meyer、ピアノ
- Galdric Subirana、打楽器
- Julien Leroy、指揮
2024年、Unison StudiosおよびArsenal de Metzにて録音
録音・ミキシング:Cédric Fischer(Unison Studios)
マスタリング:Cédric Fischer、Tom Gatti(Unison Studios)
ジャケットデザイン:Marie Lavis
制作:United Instruments of Lucilin
© 2026 United Instruments of Lucilin
© Florent Caron Darras & United Instruments of Lucilin
すべての権利を留保します。非売品。
Lucilin RecordsはUnited Instruments of Lucilinのプロジェクトです。
ルクセンブルク文化省の助成を受けています
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